土壌汚染は豊洲だけではない? 区政報告Vol.14
小池都知事が延期の判断を下した築地市場の豊洲移転問題では、土壌汚染対策に関する様々な実態が明るみに出てきました。実はこの土壌汚染の問題、実は私たち葛西の住民にとっても他人事ではありません。
古くから南葛西3丁目~4丁目の堀江団地周辺では、『異臭を感じる』という声が多く、これまで区役所にも多数の意見が寄せられて来ました。この地域で原因の一つとして考えられているのが40年前に行われた埋め立て事業です。当時の事業を知る地域の人々は、埋立てに使われた物質が染み出しているのではないかとも言います。また、古くから悪臭の原因が埋め立てに使用された六価クロムではないかとも言われていますが、六価クロム自体は無臭の化学物質であるため臭いの原因から除外できると考えられています。
しかし、どれもこれも想像の範囲を超えるものではありません。まずは実態を正確に把握する必要があります。私は9月に入り、土壌汚染対策の専門業者に調査の実施を依頼しました。速報値では豊洲で問題になったベンゼンの他、複数の有害物質が確認されています。*今回の調査は簡易検査であり、出た数値も直ちに環境基準を上回るものでもありません。
今後は議会を通じて江戸川区が正確な実態調査を行うように働きかけ、得られた結果によって対策を講じるよう求めて参ります。 *進捗状況はブログでも確認できます。
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桝 秀行事務所
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