歌われなくなった『仰げば尊し』 区政報告Vol.20
春になり江戸川区内の小中学校でも卒業式・入学式シーズンを迎えました。式典の中では国歌・区歌の他にも様々な歌が歌われていますが、時代の流れとともにこの「定番ソング」が変わってきています。中でも以前はどこでも歌われていた「仰げば尊し」は現在ではほとんど歌われる事がなくなりました。
なぜ歌われなくなったのでしょうか?一説によると、二番の歌詞にある「身を立て名をあげ…」という立身出世を意味する箇所が他人を蹴落とし競争意識を煽っているなど、歌詞に問題があるとする教職員組合の思想が反映されているとも言われています。これが本当だとしたら問題です。3月15日、文教委員会において教育委員会の考えを問い正したところ、式典の構成自体は学校判断で行われる部分が多く、区として式典の細部まで把握はしていないものの、職員組合の思想が映し出されている事はないと考えている、という趣旨の回答でした。時代と共に変わる定番ソングであっても、そこに特定の思想が反映されてはいけません。教育の現場に思想を持ち込む事は許されないのです。
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