一者で入札と言えるのか 区政報告Vol.23
古くから入札制度には公平性とともに『競争性』が求められています。なぜならば多くの入札者が参加する事によって競争原理が働き、発注側は安くて良いサービスを手に入れる事ができるからです。私たちが買い物をする際に少しでも安くていい物を探すのと同じ事とも言えます。ところが、江戸川区の小中学校改築工事における入札制度では「一者しか参加しない入札」がしばしば生じています。6月の議会では葛西小中学校における設備工事の応札が一者で行われその賛否が議会で諮られました。この購入資金は紛れもなく私たちの税金であり、少しでも安くて良いものを発注してもらわなければならないのは言うまでもありません。私は反対票を投じました。
私が議会においてこの入札問題の改善を求め続けてきたせいもあってか、この数年で制度の見直しも行われてきました。それでもこのように一者入札が後を絶ちません。これは、入札制度の基本方針である「区内業者優先」の考え方に問題があるからです。業者数が少ない状況で競い合っても、参加する業者はいつもの顔ぶれとなってしまいます。制度のマイナーチェンジではなくフルチェンジしかないのです。
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