南葛西の土壌汚染問題解決への道筋 区政報告Vol.28
南葛西3~5丁目を中心に異臭を感じている方は少なくありません。区役所にも多くの苦情が寄せられています。この問題は昭和43年頃、同地区において産業廃棄物の不法投棄が問題化した事によるものと考えられ、その当時これまで本格的な対策も講じられなかった為、現在でも問題が残っているのです。
今年4月に公表された区役所の調査によると、臭いに関しては基準値を超え、大気からも有害物質が検出されています。区役所ではマンホールや雨水桝に臭いを防ぐ措置をとり、これには一定程度の効果があったかも知れません。しかし、私は区議会を通じて繰返し訴えてきましたが、問題の本質は『臭い』ではなく臭いの発生源である地下埋設物、つまり40年以上も前に不法投棄された産業廃棄物による汚染された土壌をいかに浄化するかにあるのです。
私は解決策として、この地域において開発行為が行われる際に土壌汚染の対策を講じる旨の条例制定法整備を求めていこうと考えています。これまで誰も手を付けてこなかったこの問題、ここで解決しなければ私たちの子どもや孫の世代までをも苦しめる事になり兼ねません。
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桝 秀行事務所
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